松寿庵のブログ

1930年に神田神保町で創業し、現在は港区御成門で営業している日本蕎麦店です。蕎麦もうどんもつゆもカツも毎日ここで作っています。

開業90周年

令和2年(2020年)も後半に突入しました。今年は、神田神保町で創業した当店の90周年の年でして、ここで少し歴史を振り返ってみたいと思います。

開業当時の神保町本店

松寿庵開業当時の神田神保町本店の店内

開業当時の神田神保町本店の店内

神田神保町にあった本店の開業当時の店内の様子です。祖父母が、当時働いていた日本そば店を買い取る形で昭和5年(1930年)に商いを始めたと聞いています。駿河台下の交差点の近くにありました。

この写真の撮影日は不明ですが、こちらの男性は本店が閉店するまで長い間通い続けてくださった、近所の文房堂にお勤めだった佐川さん。もうリタイアされましたが、今も良いお付き合いをさせていただいています。

改装後の神保町本店

神田神保町本店の建物外観
神田神保町本店の入り口外観

神田神保町本店の店内

改装後の神保町本店の店内

店内中央に写っているのが在りし日の祖母です。近隣の皆さまからご贔屓をいただいていましたが、神保町の再開発のために取り壊しが決まり、平成13年(2001年)3月に閉業しました。

慈恵医大病院B館地下店 

慈恵医大B館地下店

慈恵医大病院B館地下店の入り口

こちらは慈恵医大病院B館地下1階にあったお店です。昭和43年(1968年)に神田神保町本店の支店として開業しました。

店頭の食品サンプルが昭和って感じですね。このショーケースは昔は奥に寄せられていて、このカウンターは食券売り場でした。当時は、沢山のメニューを賄えるだけの沢山の色・柄・形のプラスチックの食券札がありました。そばは四角い札で、うどんは楕円の札。その後すっかり廃れてしまったようで、今は同じ食券札は売っていないようです。

2代目店主の高齢による引退に伴い、令和元年(2019年)5月7日をもって閉業しました。

慈恵医大病院高木会館地下店

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高木会館地下1階の現店舗

現在の慈恵医大病院高木会館地下1階のお店です。平成11年(1999年)に開業した後、B館店の閉業に併せて令和元年(2019年)5月13日に拡張オープンし、今の姿となりました。

最近は新メニューの開発に力を入れています。これからもこのブログでご紹介していきたいと思います。